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龍の涙〜第2章

[437]  アーヤ  2008-03-11投稿
恐がりながらもキラは歩き始めた。暗く怖い一本道を。だが進めど進めど暗く怖い道は永遠と続いてた。

キラ「この中ってこんなに続いてたっけ?……………だいぶ歩いた気がするけど…………………………」

その時だった。突然何者かがキラの頬を擦めた。

キラ「うわっ!!何?びっくりした!何やったんやろ?コウモリ?マジ怖いし」

キラは怖さの余り、しばし座り込んでしまった。

キラ「うぅぅ…マジ怖いで帰ろっ」

そう言ってキラは引き返し今まで歩いてきた道を歩きだした。

キラ「早く帰りたい」 

キラは、そう思いながら早足で歩いた。

キラ「後10分ぐらいで出口があるはず!」 

キラは頑張った。ひたすら早足で歩いた。その時だった。突然壁に体当たりしてしまった。そして体当たりした瞬間頭から水がザバーと降ってきた。

キラ「何?さっき何も無かったのに!!それに何で水に濡れんとあかんの!?」
キラはムカついて壁を蹴った。何回も蹴った。だが何か様子がおかしい。壁だと思って蹴っていた物が柔らかかったのだ!!キラは驚いて辺りを見回した。しかし暗くて壁にしか見えなかった。

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