奈央と出会えたから。<101>
* * * * * *
『ルンルン〜♪』
鼻歌を歌いながら、ミズホさんは手早くカラーリング剤の一剤と二剤を混ぜたー。
『奈央ちゃんも今日で、この綺麗な黒髪ともお別れね。』
ミズホさんが慣れた手つきで、
カラーリング剤を、あたしの髪に塗布していくー
ツーン‥とカラーリング剤の匂いが鼻に突いたー
あたしは、この匂いが嫌いじゃなかったー。
よく、母の髪を染めてあげていたからー。
『奈央ちゃん。
イメチェンしたら、今よりもっと可愛くなるよ!!』
期待感ー
『そうかなぁ?!
あたし、茶髪の巻き髪にしたら、
ミズホさんみたいに可愛くなれるかなぁ‥‥‥。』
ワクワクしていたー
『あたしみたいにならなくていいのよ!!奈央ちゃんは奈央ちゃん!!
でしょ?!
奈央ちゃんには奈央ちゃんのカラーがあるの!!』
ドキドキしていたー
『あたしのカラー?!』
『そうよ。奈央ちゃんのカラー。
女の子は、それぞれみんな違ったカラーを持っているの。
でもね、大好きなヒトに出会えたら‥‥その大好きなヒトの大好きなカラーに染めてもらえるんだよ‥‥‥。』
大好きなヒトのー
大好きなカラーにー
『だからね、
奈央ちゃんは、
これから聖人のカラーに染めてもらうのよ!!
あはは。でも、髪のカラーリングは、
これからもあたしが担当してあげるわよ。』
あたしもー
聖人色に染めてもらえるのかな‥‥‥‥‥。
『ルンルン〜♪』
鼻歌を歌いながら、ミズホさんは手早くカラーリング剤の一剤と二剤を混ぜたー。
『奈央ちゃんも今日で、この綺麗な黒髪ともお別れね。』
ミズホさんが慣れた手つきで、
カラーリング剤を、あたしの髪に塗布していくー
ツーン‥とカラーリング剤の匂いが鼻に突いたー
あたしは、この匂いが嫌いじゃなかったー。
よく、母の髪を染めてあげていたからー。
『奈央ちゃん。
イメチェンしたら、今よりもっと可愛くなるよ!!』
期待感ー
『そうかなぁ?!
あたし、茶髪の巻き髪にしたら、
ミズホさんみたいに可愛くなれるかなぁ‥‥‥。』
ワクワクしていたー
『あたしみたいにならなくていいのよ!!奈央ちゃんは奈央ちゃん!!
でしょ?!
奈央ちゃんには奈央ちゃんのカラーがあるの!!』
ドキドキしていたー
『あたしのカラー?!』
『そうよ。奈央ちゃんのカラー。
女の子は、それぞれみんな違ったカラーを持っているの。
でもね、大好きなヒトに出会えたら‥‥その大好きなヒトの大好きなカラーに染めてもらえるんだよ‥‥‥。』
大好きなヒトのー
大好きなカラーにー
『だからね、
奈央ちゃんは、
これから聖人のカラーに染めてもらうのよ!!
あはは。でも、髪のカラーリングは、
これからもあたしが担当してあげるわよ。』
あたしもー
聖人色に染めてもらえるのかな‥‥‥‥‥。
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