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夢日記

[153]  マチャ〜  2008-03-12投稿
某月21日
今日は僕の誕生日の日。そんな記念すべき日の夢は心が引き裂かれる想いのする残酷な夢だった…




僕の名前は笠田 良(かさだ りょう)。趣味は日記をつけること、寝ること。最近は寝る時間が多くなったためか、3、4回は違う夢を見ている。だから、日常のことを書くよりは夢の世界で起きた出来事を書いたほうが僕にとっては楽しいかぎりだ。



昔、テレビのドキュメントである有名な人物が語っていた。『現実の世界こそ夢であり、夢こそ真の世界』



このような歪んだ言葉に僕は感動し、いつの日からか飲み込まれていった。



そんな僕が一ヶ月前から書いていった日記を回想してみるととても面白く、小さい頃に読んだグリム童話を見ているようだった。


夢の世界の自分は時に大空を飛び回り、時にどこまでも地中深くを掘り進め、時に幽霊から冷蔵庫の中に押し込まれたりしていた。


まるで夢の世界はゲームの世界だ。世界は僕を中心に回り続ける。僕に出来ないことなんか一つもありはしない。もし、夢の世界で死んでも現実世界に戻ればまたいくらでもやり直せる。


だけど、今回ばかりはそうはいかなかった。15歳になる記念すべき日。それは僕にとって現実世界との決別の日。夢と現実の世界が逆転する日であった。



そして、これから迫り来るだろう試練に僕は未だにその影にすら気付かずにいたのだった。

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