過去と今の間?
あそこにいるのは,宇治原と...松山?
あいつら仲よかったっけ?
俺はそんなコトを思いながら,宇治原と松山の横を通っていった。
俺が部屋に荷物を置きに行く途中,瀬上を見た。
瀬上は宇治原を探してるのか,キョロキョロしてた。
瀬上は宇治原を見つけて,近くにいこうとした。
その瞬間,松山が宇治原の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
宇治原は相変わらずの笑顔で,松山に何かを言った。
瀬上を見ると,悲しそうな悔しそうな複雑な顔をして,翼と一緒に部屋へ行った。
宇治原は瀬上に気づいてないみたいだ。
諦めようと思ったのに,俺は無意識に宇治原を探してる。
俺,何やってんだろう..
「慎吾?」
あいつの声がした。
同じクラスの筑城菜々子。
そして俺の彼女。
「慎吾,部屋ここなの?」
「うん。」
「菜々子の部屋の近くだね。
菜々子の部屋あそこだもん!!」
筑城は自分の部屋を指す。
「そうだね。」
「菜々子の部屋ねえ,今トランプやってるんだあ♪♪
慎吾も一緒にやろおよお↑↑」
「ごめん,俺い-わ。」
俺が部屋に戻ろうとしたら
「じゃあ菜々子と一緒に話そ☆」
筑城は俺の腕を掴んだ。
俺達は近くのベンチに座った。
筑城が妙に静かだ。
さっきまで普通に話してたはずなのに。
おかしい..
「どうかしたの?」
心配になって聞いてみた。
「…慎吾はさあ菜々子のコト好き?」
突然の質問だった。
「…うん。」「嘘。」
筑城は即答してきた。
「慎吾は菜々子よりも好きな人がいる。」
「えッ...」
何もかも見透かされてる気がした。
「紗奈が好きなんでしょ?
慎吾見てればわかるよ。」
もう俺は何も言えなかった。
「でもそれでもいい。」
菜々子が言った言葉は意外だった。
俺はてっきり別れ話すると思ってたから。
「最初からわかってたの。
慎吾は菜々子よりも紗奈が好きだって。
慎吾の気持ちが菜々子になくてもいい。
だけど菜々子のそばにずっといて...」
最後は枯れそうな涙声で俺に抱きついてきた。
でも俺は
自分から筑城を抱きしめるコトは
できなかった...
あいつら仲よかったっけ?
俺はそんなコトを思いながら,宇治原と松山の横を通っていった。
俺が部屋に荷物を置きに行く途中,瀬上を見た。
瀬上は宇治原を探してるのか,キョロキョロしてた。
瀬上は宇治原を見つけて,近くにいこうとした。
その瞬間,松山が宇治原の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
宇治原は相変わらずの笑顔で,松山に何かを言った。
瀬上を見ると,悲しそうな悔しそうな複雑な顔をして,翼と一緒に部屋へ行った。
宇治原は瀬上に気づいてないみたいだ。
諦めようと思ったのに,俺は無意識に宇治原を探してる。
俺,何やってんだろう..
「慎吾?」
あいつの声がした。
同じクラスの筑城菜々子。
そして俺の彼女。
「慎吾,部屋ここなの?」
「うん。」
「菜々子の部屋の近くだね。
菜々子の部屋あそこだもん!!」
筑城は自分の部屋を指す。
「そうだね。」
「菜々子の部屋ねえ,今トランプやってるんだあ♪♪
慎吾も一緒にやろおよお↑↑」
「ごめん,俺い-わ。」
俺が部屋に戻ろうとしたら
「じゃあ菜々子と一緒に話そ☆」
筑城は俺の腕を掴んだ。
俺達は近くのベンチに座った。
筑城が妙に静かだ。
さっきまで普通に話してたはずなのに。
おかしい..
「どうかしたの?」
心配になって聞いてみた。
「…慎吾はさあ菜々子のコト好き?」
突然の質問だった。
「…うん。」「嘘。」
筑城は即答してきた。
「慎吾は菜々子よりも好きな人がいる。」
「えッ...」
何もかも見透かされてる気がした。
「紗奈が好きなんでしょ?
慎吾見てればわかるよ。」
もう俺は何も言えなかった。
「でもそれでもいい。」
菜々子が言った言葉は意外だった。
俺はてっきり別れ話すると思ってたから。
「最初からわかってたの。
慎吾は菜々子よりも紗奈が好きだって。
慎吾の気持ちが菜々子になくてもいい。
だけど菜々子のそばにずっといて...」
最後は枯れそうな涙声で俺に抱きついてきた。
でも俺は
自分から筑城を抱きしめるコトは
できなかった...
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