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ハチャメチャ冒険9

[334]  ユータ  2006-04-27投稿
「だ、誰だ?」三人は背を低くして、武器の柄に手をかける。「貴様らも、聖剣を取りに来たのだな…」広いドームに不気味な声が響き渡る。
「どこから声が…」辺りの気配を探るが…突然それはやってきた??。
ユータの体が地面に叩きつけられる。
「ぐはっ」苦しくて息が詰まる。
エリナの腰のナイフを抜いて、ユータに駆け寄る。
素早く攻撃を繰り出すが、剣は虚しく空を切る。
「ふっ…無駄だ?」三人の体が宙に浮く。
「体が…」ぶわっ。
風に舞った木葉のように、三人は壁に弾き飛ばされた。息が詰まる。
「強い…(笑)」ミホシは眼鏡をクイッと押し上げた「ミホシ…?」苦しそうに顔上げたエリナを見て、にかっと笑う。
そして、「目を閉じてて?」叫びながら、ポシェットから何かを取りだし、投げ付けた。
バシュっ。目も眩む閃光。二人は目を閉じて何とかやり過ごす。が…「そこだぁ??」ミホシはまばゆい閃光の中、矢をつがえて、目標をいる。
「ぐぉぉぉ」さっきまで、自信にみちあふれていた声が、今は恐怖でいっぱいに溢れていた。

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