真夜中のラーメン屋4
店主は寝起きは良いらしく、テキパキとラーメン製作に取り掛かった。
私はカウンター越しに好もしく見つめていた。
作業は順調のようだ。
私はすっかり安心して、店に置いてある雑誌を取りに行き、その後は雑誌に集中していた。
やがて。
「ハイよ!味噌ぉ!」
目の前に置かれたのは紛れもない味噌ラーメンであった。私の注文とは明らかに異なる。
「‥ネギ味噌なんだけど‥」私が言うと店主は「あ!そうだっけ、ゴメンゴメン」とドンブリを引っ込めた。
私は作り直させるも悪いので?それでも良いよ?と言おうと店主を見た。
次の瞬間。
店主は傍らの小口切り(輪切り)のネギの入ったザルに手を突っ込み、山盛りのネギを手に掬うと味噌ラーメンの上にカバリと乗せ、「ハイよぉ!ネギ味噌ぉ!」と再びカウンターに置いたのだ。
この後の展開についてはご想像にお任せします。
完
私はカウンター越しに好もしく見つめていた。
作業は順調のようだ。
私はすっかり安心して、店に置いてある雑誌を取りに行き、その後は雑誌に集中していた。
やがて。
「ハイよ!味噌ぉ!」
目の前に置かれたのは紛れもない味噌ラーメンであった。私の注文とは明らかに異なる。
「‥ネギ味噌なんだけど‥」私が言うと店主は「あ!そうだっけ、ゴメンゴメン」とドンブリを引っ込めた。
私は作り直させるも悪いので?それでも良いよ?と言おうと店主を見た。
次の瞬間。
店主は傍らの小口切り(輪切り)のネギの入ったザルに手を突っ込み、山盛りのネギを手に掬うと味噌ラーメンの上にカバリと乗せ、「ハイよぉ!ネギ味噌ぉ!」と再びカウンターに置いたのだ。
この後の展開についてはご想像にお任せします。
完
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