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秘め事[BL]

[449]  おむらいす  2008-03-14投稿
俺の名前は菊野リク。


22歳の新人社員。


だったのに…。





仕事が終わって帰宅していたとき,突然何者かにハンカチで匂いをかがされた。


体に感覚がなくなり倒れた僕を3,4人が車の中に運び込んだ。


指1本すら動かない僕は抵抗するすべもなく車の発進音を聞いていた。


車は長い間止まる事なく走り続けた。


突然車が止まった。


どこかはわからなかったが人がいないのは確かだった。


「こいつ金持ってるか?」


隣に座っていた男が声をかけると前の2人が素早く降りた。


どうやら隣に男がトップらしい。


「こいつ1万しか持ってないですぜ。」


鞄をあさっていた1人が残念そうにいう。


「服を脱がせてまんべんなく探せ。」


「わかりましたぜ,アニキ」


2人は指示通りに服を脱がせはじめた。


スーツの上着が脱がされ,ポケットを丹念に調べあげられた。


次にズボンを脱がされた。


「携帯がありましたぜ」


「渡せ」


「はい」


隣の男は携帯を調べはじめた。


「これ,なんだ?」


男がみせてきたのは数々のヌード写真だった。


「これみてオナニーしてんの?」


恥ずかしさで顔が紅潮してきたが男はお構いなしに続ける。


「オナニーキモチいい?」


顔を覗き込むようにして言われた。


男は22,3ぐらいのとてもカッコイイ人だった。


だが今はそんなこと考えている場合じゃなかった。


僕の最大の秘密を知られてしまった。


反論したいが薬のせいで声がでない。


それを見越してか,男は新たな指示を出した。


「手足を縛れ」


二人は縄を受け取り力無い僕の手足をきつく縛った。


「薬を嗅がせろ」


またかと思ったが薬を嗅がされた途端,体中の感覚がもどってきた。


「さっきの話しは聞いてただろ?」


「ああ」


「金はこれだけか?」


さっきの1万を目の前に突き出された。


「そうだ」


「そっかぁ。なら体で払ってくれよ」

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