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イグニッション・ブルー 1

[289]  ダイ  2008-03-14投稿
キュルルルッ!ヴォアッ!グォアッ!!

「アマギ・リョウ」は慣れた手つきでキーをひねり車のエンジンをかけた。

月明かりに照らされ、身もだえするように青く輝くボディー…

「RX-7 FC3S」…それがアマギの唯一心を許せる相棒…いや、愛車の名前だった…

午前1時、岩○県千人峠。
キーギャギャギャッ!
さぁ!来やがれ!「蒼月の弾丸」!!

黒い「スカイラインR32 GT‐R」を駆る男はそう叫んだ。

後方からハイビームで迫る青い車体…アマギのFCだ。

ヴォアッ!シュパーッ!
ちいぃっ!こっちはトータル五百馬力でてる最強のGT‐Rだぜっ!FCなんかに負けっかよ!!

ドンッツ!Rの男は3速にシフトダウンしアクセルを踏み付けた!

Rの強烈な加速と高速コーナリングのGで、Rの男の体がビリビリとシートに押さえ付けられる!!

これだけ飛ばしゃあ!!何っ!?FCが離れてねぇだと!?

うぉおっ!?

Rの男の動揺に気付いたのかアマギのFCがアウトラインからRを抜きにかかる!!

ドギャァアッツ!!

FC!死にてぇのか!?
オーバースピードで崖につっこむぞ!?

ありえない速度でコーナーにつっこむアマギFC!だがっ!!!

ギュギョァアギャァアッ!!!

なっ!?ドリフトだとっ!?

アマギのFCは完璧なまでに正確なドリフトで、美しくテールスライドさせコーナーを抜けた。

完敗だ…ぜ…

後は細かく続くコーナーの連続…完璧なドリフトを見せつけられたRの男にアマギのFCを抜きさることは出来なかった…

青いボディーが怪しく輝く…「蒼月の弾丸」とよばれる伝説の走り屋…アマギとFCはいつまでも走り続ける………

感想

  • 9261: う〜ん…駄作…1と付けてしまったが続きは無いでしょう…(作者) [2011-01-16]

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