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アンロック-6-

[415]  櫂星  2008-03-15投稿

「天使…?貴方が?」


「はい…正しくは[天女]ですけどね」


フフッと笑いベンチに座るネナを横目に自分も座った


「何で未菜は悪魔に取り付かれたんですか?」


「……悪魔は人の心にとりつき、人の綺麗で純粋な心を壊すんです…」


「心を壊す?」


「はい…心を壊された人間は私達、天女に心を解除されないと死にいたります」

「死って!!そしたら未菜は!!」


叫ぶ薫にネナは安心させるように言った。


「大丈夫です。私がいるかぎり死なせません…悪魔を退治し人間を助ける…それが私の仕事ですから」


「本当に?本当に未菜は大丈夫なのね!!」


「はい、私にお任せください…ニコッ」







その頃…

暗い部屋の中に不気味な笑い声が響いていた

「クックック…やっと天女が現れたか……お手並み拝見といこうか」


「ベチェット様…」


「シュロか?どうした」


「未菜と言う人間の事なのですが、どうやらアレではないようです…」


「ハズレか…」


「どうされますか?」


「ふんっ!!ほおっておけ、あんな人間など役にたたんからな!!」











「だが、死ねまでは働いてもらうがな!!」


END

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