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秘める想い…?

[227]  幸華ジェル  2008-03-16投稿
私はあいつのことなんてなんとも思っていなかった……

あれが起きる前までは……

ある暑い夏のことだった

私達の中学校では運動会の真っ最中だった

元々私は運動が苦手だったので100メートルを走ることにした

結果は予想通りの最下位…
まぁこんなもんだろうと開き直った

次はクラス対抗のリレーだった

私はクラスでは速い男子のあとに走る予定だった

そこであることが起きた

私が走ってる途中で足をひねってしまい、こけてしまった

そのせいでクラスは最下位になった

リレーが終わったあとに保健室に行こうとしたが、足が痛くて立てなかった

そこで困っていると突然声をかけられた

「大丈夫か?」

その声の持ち主は謙二という幼なじみだった

「うん。大丈夫…」といって立ち上がろうとしたら足に痛みが走った

「痛っ!」

「ほら、やっぱり駄目じゃねぇか」と言いながら私をおんぶした

突然の事だったので驚いた
「えっ……ちょっ…何?」
「保健室まで送ってやる」
そう言って黙って送ってくれた

謙二の背中は暖かく、広く感じた…

そこから私の恋が始まった…

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