拝啓 彼氏様《1》
拝啓 彼氏様
お元気にしていますか?また無理をしすぎて体をこわしてはいませんか?
いつも心配ばかりかけていた私ではありますが、いまはちゃんと自分の足でたち歩いています。
自分一人でたつことがこんなに大変だなんてあなたと別れて初めてわかりました。
やっぱり私はあなたにただ依存していたんだね。
それがわかるまでにずいぶんかかってしまいましたがあなたに会えて本当によかった!
それだけを伝えたくていまふでをとっています。
これだけ書いて響子は筆を置いた、慣れない手紙というものはなかなか手強いものだなと思いながら響子はくるくるとシャープペンをまわした。
だいたい手紙なんて書くのじたいなんねんぶりだろう…
そう考えながらぼんやり響子は白い天井を眺めていた。
あれから一年私は変わったのだろうか?
いやなにも変わってない気がするあのころのまますべてが今も響子のなかで凍り付いている
溶けない氷が今も胸の内にあるようでいつになく冷たい風が響子の胸をかけていった
それが三月の半ば春一番がふくきせつだった
お元気にしていますか?また無理をしすぎて体をこわしてはいませんか?
いつも心配ばかりかけていた私ではありますが、いまはちゃんと自分の足でたち歩いています。
自分一人でたつことがこんなに大変だなんてあなたと別れて初めてわかりました。
やっぱり私はあなたにただ依存していたんだね。
それがわかるまでにずいぶんかかってしまいましたがあなたに会えて本当によかった!
それだけを伝えたくていまふでをとっています。
これだけ書いて響子は筆を置いた、慣れない手紙というものはなかなか手強いものだなと思いながら響子はくるくるとシャープペンをまわした。
だいたい手紙なんて書くのじたいなんねんぶりだろう…
そう考えながらぼんやり響子は白い天井を眺めていた。
あれから一年私は変わったのだろうか?
いやなにも変わってない気がするあのころのまますべてが今も響子のなかで凍り付いている
溶けない氷が今も胸の内にあるようでいつになく冷たい風が響子の胸をかけていった
それが三月の半ば春一番がふくきせつだった
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