星の蒼さは 36
「ギャッハッハッハッ!!」
「ざまぁ見やがれってんだ!ハッ!」
パラシュートに掴まりながらハルと野口は地上に落ちてピクリとも動かない“堕”天使を見て大爆笑していた。
まともに戦闘機2機の特攻を受けた“天使”は地上にまっ逆さまに落ちて機能を停止したのだ。
「痛ェ!」
“天使”の近くの地面に降り立った時、野口が足を押さえてうずくまった。
あおかぜ艦内で靴をなくして裸足の右足に東京のコンクリートの残骸が刺さったのだ。
「いっ痛〜先行って」
「何が?」
「いつつ……そいつだよ。まだ生きてるかもしんねー。パイロットの生死の確認ってヤツだよ。…あ〜痛て」
「あ、そうか」
ハルは念のため腰の銃を抜き、天使によじ登り始めた。
「どうしてやろうな。生きてたら」
「ケツの穴に手ェ突っ込んで歯ぁガタガタいわせてやらァ」
足に刺さったトゲを抜きながら野口が遠くから言った。
「だとよ」
WWのコクピットは胸部。ハルはおそらく胸部と思われる辺りを探してみる。
案の定、緊急脱出用と見られるレバーがあり、ハルは銃を構えながらレバーを引いた。
プシュと空気の抜ける音と共に胸部がゆっくりと開き始めた。
「ざまぁ見やがれってんだ!ハッ!」
パラシュートに掴まりながらハルと野口は地上に落ちてピクリとも動かない“堕”天使を見て大爆笑していた。
まともに戦闘機2機の特攻を受けた“天使”は地上にまっ逆さまに落ちて機能を停止したのだ。
「痛ェ!」
“天使”の近くの地面に降り立った時、野口が足を押さえてうずくまった。
あおかぜ艦内で靴をなくして裸足の右足に東京のコンクリートの残骸が刺さったのだ。
「いっ痛〜先行って」
「何が?」
「いつつ……そいつだよ。まだ生きてるかもしんねー。パイロットの生死の確認ってヤツだよ。…あ〜痛て」
「あ、そうか」
ハルは念のため腰の銃を抜き、天使によじ登り始めた。
「どうしてやろうな。生きてたら」
「ケツの穴に手ェ突っ込んで歯ぁガタガタいわせてやらァ」
足に刺さったトゲを抜きながら野口が遠くから言った。
「だとよ」
WWのコクピットは胸部。ハルはおそらく胸部と思われる辺りを探してみる。
案の定、緊急脱出用と見られるレバーがあり、ハルは銃を構えながらレバーを引いた。
プシュと空気の抜ける音と共に胸部がゆっくりと開き始めた。
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