今、恋してる… [2]
ここ数ヶ月で上達していたオレは、その投げ方が気になって仕方がなかった。
そのうち自分の投球にも集中できなくなるほど気になっていた。
でも、明らかに下手な投球を見てイライラするのとは違うものだった。
集中を切らしたオレの2ゲーム目は最悪になり、結局オレがビリになってしまった。
けれどビリになったことは全くショックではなく、オレが考えていたのは隣のレーンの彼女だけだった。
だが、いつの間にか彼女達は帰ってしまっていた。
結局その日はそのままボウリング場を後にしたが、オレは彼女のことが頭から離れなかった。
けど、オレは彼女のことを何も知らない。ただひとつわかっているのはスコア画面に出ていた「亜美」という名前だけ…。
それから3週間ほど経ったある日、オレは何故かいつもより少しだけ早く家を出て、大学に向かっていた。
駅の改札を出た時、オレの少し前を歩いている女に目がいった。
背が少し小さくて、髪が長い…。
その時のオレは、あの時の「亜美」に似ているとは思ったものの、それが「亜美」本人だとは思ってもいなかった。
そのうち自分の投球にも集中できなくなるほど気になっていた。
でも、明らかに下手な投球を見てイライラするのとは違うものだった。
集中を切らしたオレの2ゲーム目は最悪になり、結局オレがビリになってしまった。
けれどビリになったことは全くショックではなく、オレが考えていたのは隣のレーンの彼女だけだった。
だが、いつの間にか彼女達は帰ってしまっていた。
結局その日はそのままボウリング場を後にしたが、オレは彼女のことが頭から離れなかった。
けど、オレは彼女のことを何も知らない。ただひとつわかっているのはスコア画面に出ていた「亜美」という名前だけ…。
それから3週間ほど経ったある日、オレは何故かいつもより少しだけ早く家を出て、大学に向かっていた。
駅の改札を出た時、オレの少し前を歩いている女に目がいった。
背が少し小さくて、髪が長い…。
その時のオレは、あの時の「亜美」に似ているとは思ったものの、それが「亜美」本人だとは思ってもいなかった。
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