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盗人ウィザード

[318]  僕。  2008-03-18投稿
時は東暦三百と一年

人々は魔法を使い、日々を生活している。

学校でも学科が設置され、万人が身につけている技術となった。

そんな世界の中でも、魔法を扱う術に長けたいわばエリートが集まる組織がある。

−その名も「法人」。
この組織に属する者は、魔法を使って犯罪を犯す者たちを裁いたり、過疎地などを活性化したりをして、その謝礼で生計をたてている。

これは、そんな組織に属するある一人の魔法使いの物語である。

・・・朝、鳥が鳴いている。
俺はゆっくりと寝床からでる。
壁に掛かっている制服を着て、アパートを出る。

数十分で「法人」の本部−中央法人−に着く。
受付の奴にタイムカードを提出して、自分専用の仕事部屋に向かう。

部屋の扉を開けると、大きな机と、小さな女−俺の秘書で、名前は撫子という−が居る。

俺は撫子に声を掛ける。
「今日の仕事は?」

ここから俺の一日が始まる。
憂鬱な一日がな・・・

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