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ぼくらの金メダル〜8

[351]  Kっち  2008-03-18投稿
ぼくらが、ひたすら練習していたこの夏…僕らが勝手にライバル視していたあのチームは、県予選で優勝し、全国大会で、見事3位という成績を残していた。元々あった僕らチームとの差が一段と突き放されてしまったけれど、共に戦ったチームの活躍が、僕らにとっても、いい刺激になっていたのも事実だった。

久しぶりの試合は、夏休み最後の残暑の厳しい日曜日だった。
車5台連なって、少し遠出のドライブ気分だった。
1勝1敗で、予選敗退こそしたけど、うだる様な暑さの中、僕らはよく頑張ったと思う。
2試合目で戦ったチームは、県下でも、いつも上位にいる様なチームだ。0−3と負けはしたけど、暑さに負けずに集中力を保ちながら戦えたと思う。ピッチャーは、力投し、笑顔を絶やさなかった。ピッチャーはこの日の暑さ対策に、キャベツが熱を取ると聞き、帽子の中にキャベツをしのばせていた。ボールを投げた時に、帽子と一緒にキャベツも落としてしまった。そんなアクシデントにも、照れ笑いで周りにいる仲間や応援団の笑いをさそう。うんざりする暑さも、そんなこんなで乗り切った。

今までの僕たちだったら、ダラダラとしていただろう。声も出さず、やる気も出さず…ダラダラと…。
今の僕たちは、くそ暑い中でも笑っていられる。仲間に向かって声をかけあえる。集中して球を追うことが出来る。負けても胸を張れる。悔しさをバネにして明日につなげられる。
そんなチームに、僕たちは今なろうとしている。

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