奇談-実話創作短編-
この話しをフィクションだと思うのであればそれでも構わない…
それでは話しをしよう…
壱「媚薬」
友人に伴田(仮名)という男がいる。
伴田は無類の女好きで、色事や自身の快楽追求には労力を惜しまない男だ。
そんな伴田と飲みに出掛けたとき、インターネットの通信販売でこんなものを買ったと語り始めた。
「漢のフェロモンGXR」
いかにもな名前に絶句している僕を尻目に伴田は薬の説明を始めた。
この薬を香水と同じように体に振りかけるだけで、どんなに難攻不落な女も一撃で落とせるのだそうだ。
「でもよ〜今朝これ振りかけたんだけどもよ〜女どころか虫も寄り付かねぇんだよ。」
「全く騙されたわ…
それどころか肩凝りが酷くて頭痛もするんだよ(汗)」
僕は散々その薬のことを馬鹿にし、終いには臭いから捨ててしまえとまで言ってその日は別れた。
後日、伴田からメールが送られて来た。
内容はこうだ……
あの日、飲みに出掛けて僕と別れたあと占い師に呼び止められたのだそうだ。
「あんた!なんでそんなに抱えこんでるんじゃ!このままじゃ取り込まれるぞぃ!!!」
占い師によれば百以上の霊を伴田は抱えて街を歩いていたのだそうだ。
しかも、それらを全て払うには神社に五万円納めて祈祷してもらわねばならないらしい。
皮肉にも、女ではなく大量の霊を一撃で落としてしまったようだ。(笑)
伴田は、もう二度とネット通販では媚薬を購入しないらしい。(まだ買う気なのか!?)
僕はそんな物を買うまえに「自分を節制しろ!」と言いたくなったが…やめた…(笑)
それでは話しをしよう…
壱「媚薬」
友人に伴田(仮名)という男がいる。
伴田は無類の女好きで、色事や自身の快楽追求には労力を惜しまない男だ。
そんな伴田と飲みに出掛けたとき、インターネットの通信販売でこんなものを買ったと語り始めた。
「漢のフェロモンGXR」
いかにもな名前に絶句している僕を尻目に伴田は薬の説明を始めた。
この薬を香水と同じように体に振りかけるだけで、どんなに難攻不落な女も一撃で落とせるのだそうだ。
「でもよ〜今朝これ振りかけたんだけどもよ〜女どころか虫も寄り付かねぇんだよ。」
「全く騙されたわ…
それどころか肩凝りが酷くて頭痛もするんだよ(汗)」
僕は散々その薬のことを馬鹿にし、終いには臭いから捨ててしまえとまで言ってその日は別れた。
後日、伴田からメールが送られて来た。
内容はこうだ……
あの日、飲みに出掛けて僕と別れたあと占い師に呼び止められたのだそうだ。
「あんた!なんでそんなに抱えこんでるんじゃ!このままじゃ取り込まれるぞぃ!!!」
占い師によれば百以上の霊を伴田は抱えて街を歩いていたのだそうだ。
しかも、それらを全て払うには神社に五万円納めて祈祷してもらわねばならないらしい。
皮肉にも、女ではなく大量の霊を一撃で落としてしまったようだ。(笑)
伴田は、もう二度とネット通販では媚薬を購入しないらしい。(まだ買う気なのか!?)
僕はそんな物を買うまえに「自分を節制しろ!」と言いたくなったが…やめた…(笑)
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