白黒の恋?〜白と黒の間〜?
辺りを点々と照らす街灯は俺をあの会場に導く滑走路のようだった。
足の事なんか気にもしないで俺は走っていた。
まさに翼がボロボロの飛行機。
会場はもう暗くなっていた。薄暗い中でキョンを探す、ウロウロする俺。不審者。
(あのぅ…)
背後から声をかけられた↓↓警察かと思い振り向くとスーツ姿の女性。会場で話し掛けて来たあの人だった。
「いやぁ、また会いましたね」
ビックリした↓後ろから肩叩かれたらみんな少しはビックリするだろう?
その女性はついてきて下さいとだけ言い綺麗なTurnをして俺を案内する。
「キョン…ですか?」
(そうです。あなたを呼んできて欲しいと頼まれたものですから)キョンの言葉に忠実に言う事を聞くこの女性、後ろをついてきてる俺にとっては少し肩が張り、ぎくしゃくした。要するに固い。
会場の裏の扉から中に入った。こういう裏口から入るのは盗っ人になった気分で少しワクワクする。
少し狭い通路を歩き、その沿いに何枚かあるドアの1番手前で女性は立ち止まった。
白いドア。左側には
『キョン様控室』と貼り紙されている
女性は二回ノックして扉を開けた後、そのまま俺を室内に入れた。
背中ごしにキョンが立っていた。キョンは細い手を後ろに伸ばし髪をゴムで束ねている。「キョン」
『ん?』
キョンは束ねている手を止めないまま後ろを振り返った。
次の瞬間、キョンは俺に飛び付いてきた。
「ごめん、嘘ついちゃった」
『来るならちゃんと言ってよ…。バカ…。いるならちゃんと側にいて…』
「ごめん…」
久しぶりにキョンに触れた。キョンの温もりを感じとれた。束ねかけていた髪が元に戻ってしまい、ふわりと俺の顔にかかる。お互いが安堵で和らいでいる空間に
(お二人とも、ラブラブなのはわかったから早くココを出ましょう!)
あの女性の鋭いカットイン。
『ごめん、チコ。今準備するね』
この女性→チコ
『紹介するね、友達のチコ、今回のプロデューサー』
俺もチコもお互いはじめましてと言わんばかりにお辞儀をする。
そして俺達は急いで外に出た。キョンとチコは大きく背伸びをして外の開放感に浸っていた。
時計は夜の10時を回っている。終電まで後2時間ちょっと
俺は帰りの方向に歩こうとした。
足の事なんか気にもしないで俺は走っていた。
まさに翼がボロボロの飛行機。
会場はもう暗くなっていた。薄暗い中でキョンを探す、ウロウロする俺。不審者。
(あのぅ…)
背後から声をかけられた↓↓警察かと思い振り向くとスーツ姿の女性。会場で話し掛けて来たあの人だった。
「いやぁ、また会いましたね」
ビックリした↓後ろから肩叩かれたらみんな少しはビックリするだろう?
その女性はついてきて下さいとだけ言い綺麗なTurnをして俺を案内する。
「キョン…ですか?」
(そうです。あなたを呼んできて欲しいと頼まれたものですから)キョンの言葉に忠実に言う事を聞くこの女性、後ろをついてきてる俺にとっては少し肩が張り、ぎくしゃくした。要するに固い。
会場の裏の扉から中に入った。こういう裏口から入るのは盗っ人になった気分で少しワクワクする。
少し狭い通路を歩き、その沿いに何枚かあるドアの1番手前で女性は立ち止まった。
白いドア。左側には
『キョン様控室』と貼り紙されている
女性は二回ノックして扉を開けた後、そのまま俺を室内に入れた。
背中ごしにキョンが立っていた。キョンは細い手を後ろに伸ばし髪をゴムで束ねている。「キョン」
『ん?』
キョンは束ねている手を止めないまま後ろを振り返った。
次の瞬間、キョンは俺に飛び付いてきた。
「ごめん、嘘ついちゃった」
『来るならちゃんと言ってよ…。バカ…。いるならちゃんと側にいて…』
「ごめん…」
久しぶりにキョンに触れた。キョンの温もりを感じとれた。束ねかけていた髪が元に戻ってしまい、ふわりと俺の顔にかかる。お互いが安堵で和らいでいる空間に
(お二人とも、ラブラブなのはわかったから早くココを出ましょう!)
あの女性の鋭いカットイン。
『ごめん、チコ。今準備するね』
この女性→チコ
『紹介するね、友達のチコ、今回のプロデューサー』
俺もチコもお互いはじめましてと言わんばかりにお辞儀をする。
そして俺達は急いで外に出た。キョンとチコは大きく背伸びをして外の開放感に浸っていた。
時計は夜の10時を回っている。終電まで後2時間ちょっと
俺は帰りの方向に歩こうとした。
感想
- 9286: お待たせしました!ソウキュウです。仕事の都合でなかなか新しいのを書く事ができませんでしたこれからも皆様のたくさんのご愛読、ご感想、心よりお待ちしております。ちなみにあやこさん、いつもありがとうございます。これからのソウキュウとキョンの動きを楽しみにしてて下さい。 [2011-01-16]