ぼくらの金メダル〜10
10月最初の日曜日。秋の気配を少しばかりのぞかせる、そんな朝だった。
そんなには大きくない大会だったので、『優勝』するなら、この日しかないと…親たちは、息巻いていた。
この日の大会は、トーナメント戦だった。負ければそれまでだ。優勝する…というより、目の前の相手と1戦1戦を大事に戦って勝つ…という事が、僕らにとっての目標だった気がする。
負けたら終わりだと思うと、なんだか開き直れたし、いい緊張感があって、試合にのぞんだ。
初戦
対戦相手のチームは、去年までなかなか勝つ事が出来なかった。それが、去年の冬の試合で、初めて…勝つ事が出来て以来、負け知らずでいる。この日も、初回に先制点を取られたもののピッチャーの好投と、打線も上手く絡み、6−1で勝利。前回の大会で、決勝戦で悔しい負け方をしたけど、ピッチャーの出来は最高で、この日も、スピード、球の切れとも、文句のつけようが無いくらいだった。
2戦目
対戦相手との力の差もあって、一方的な試合運びとなった。後半、後輩達に活躍の場を与え…
12−5で勝利。
3戦目
相手ピッチャーも速球派で、なかなかチャンスを与えてくれなかった。苦戦を強いられ、0−1のまま試合は進む。
僕らのチームの攻撃。6番からだ。この回も、簡単にツーアウトまで取られてしまった。嫌なムードだ。8番セカンドが粘りをみせる。速い球に食らいつき、ファールボールで粘る。四球を選んで塁に出る。続いて、9番が繋ぐ。ダブルスチールの間に相手チームのキャッチャーのエラーも加わって…同点。ベンチも沸き立ち、ムードも最高だ。その雰囲気のまま、最終回に逆転したんだ。
準決勝
ここまで勝ち上がってきたチーム、一筋縄では行かない。でも、僕達も、前の試合の逆転劇でムードも最高になっている。
しかし、0−0のままの均衡で試合が動かない。両投手共、ナイスピッチングで、まさに投手戦だ。そんな緊迫した試合を決めたのは…3番サードが放ったホームランだった。
こうして、4度目の決勝戦へ駒を進めたんだ。対戦相手は…あの…僕らの目標チームだ。
いざ、決勝戦へ…。
そんなには大きくない大会だったので、『優勝』するなら、この日しかないと…親たちは、息巻いていた。
この日の大会は、トーナメント戦だった。負ければそれまでだ。優勝する…というより、目の前の相手と1戦1戦を大事に戦って勝つ…という事が、僕らにとっての目標だった気がする。
負けたら終わりだと思うと、なんだか開き直れたし、いい緊張感があって、試合にのぞんだ。
初戦
対戦相手のチームは、去年までなかなか勝つ事が出来なかった。それが、去年の冬の試合で、初めて…勝つ事が出来て以来、負け知らずでいる。この日も、初回に先制点を取られたもののピッチャーの好投と、打線も上手く絡み、6−1で勝利。前回の大会で、決勝戦で悔しい負け方をしたけど、ピッチャーの出来は最高で、この日も、スピード、球の切れとも、文句のつけようが無いくらいだった。
2戦目
対戦相手との力の差もあって、一方的な試合運びとなった。後半、後輩達に活躍の場を与え…
12−5で勝利。
3戦目
相手ピッチャーも速球派で、なかなかチャンスを与えてくれなかった。苦戦を強いられ、0−1のまま試合は進む。
僕らのチームの攻撃。6番からだ。この回も、簡単にツーアウトまで取られてしまった。嫌なムードだ。8番セカンドが粘りをみせる。速い球に食らいつき、ファールボールで粘る。四球を選んで塁に出る。続いて、9番が繋ぐ。ダブルスチールの間に相手チームのキャッチャーのエラーも加わって…同点。ベンチも沸き立ち、ムードも最高だ。その雰囲気のまま、最終回に逆転したんだ。
準決勝
ここまで勝ち上がってきたチーム、一筋縄では行かない。でも、僕達も、前の試合の逆転劇でムードも最高になっている。
しかし、0−0のままの均衡で試合が動かない。両投手共、ナイスピッチングで、まさに投手戦だ。そんな緊迫した試合を決めたのは…3番サードが放ったホームランだった。
こうして、4度目の決勝戦へ駒を進めたんだ。対戦相手は…あの…僕らの目標チームだ。
いざ、決勝戦へ…。
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