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二人のBourbon

[144]  ブルース  2008-03-22投稿
痩せた佳代の身体を抱きしめた。

涙がかわくまで。

佳代は、○○放送のOLをしていた。

家族とは音信不通。

郷里は新潟の佐渡。

ぽつりぽつりと、話しはじめた。

けれども、俺の事は聞かない。

知るほどに、離れられない事を佳代はしっていたから。

煙草を吸わない佳代は、
俺の煙草を口にくわえて火をつけるのが好きだった。
灰皿のない佳代の部屋。
その代わりは、枯らしてしまった植木鉢。

女性の部屋らしく、大きな三面鏡がベットの横にあった。

髪は黒く、ストレート。

身につけるものも、品があったし、似合っていた。

料理は上手かった。
ただ、二人では食べ切れない量をつきる。
けして、手は抜かない。

まちきれず、邪魔をして
叱られた。

風呂はいつも、二人ではいった。髪を洗ってやるのが好きだったから。

ある朝、佳代が差し出したもの。 小さな花柄のハンカチーフ。

俺のを洗ったからと言う。
すぐに乾くだろーに。

佳代は男のハンカチーフが欲しかっただけ。
誰かに見られたいと感じていたのかも。

小さな、そんな一つ一つが佳代が探していたもの。

ある日、佳代が駅の改札で待っていた。

『あなた!』

そう叫びながら、、 、

照れたが、そんな嘘を二人で楽しんだ。


誰も知らない街で。


Scene2

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