余命(前)
三月一日、天使からあと余命一ヶ月と教えられた。
天使が余命を教えてくれたということは、どうやら僕は天国に行けるらしい。
今はまだ体も健康。ピンピンしている。どうして僕が死ななきゃならないのか…考えられない。
たいして急いでやらなければならない用事もない。僕はいつ死んでも問題ない状態なのだ。
この世に未練なんかない!いつでもあの世に行ってやる!
そのぐらいの覚悟はできていた。
三月九日、今朝、アパートに母親が掃除をしにやってきた。母は一通り部屋の掃除をすると晩飯を作って帰っていった…
僕は何も言えなかった…
ただ…みそ汁がしょっぱかった。
十二日、冷蔵庫整理をした。ガチガチになった食いかけのチーズを見つけた。
そういえばコレ開けたの一日だっけ…
十五日、中学の卒業写真を眺めた。初めて告白してフラれた過去が蘇る。
煙草が目にしみる…
十七日、携帯電話いじってたら小説投稿のサイトを見つけた。ホラー小説好きだから自分も書いてみた。結構、面白いものだ。
二十三日、妹の友達に告られた。前々からかわいいと思っていた子だ。
……好きになった………
今更……どうしよう………いやいや断るしかない!彼女の為に…
余命、あと八日…精一杯生きよう…
天使が余命を教えてくれたということは、どうやら僕は天国に行けるらしい。
今はまだ体も健康。ピンピンしている。どうして僕が死ななきゃならないのか…考えられない。
たいして急いでやらなければならない用事もない。僕はいつ死んでも問題ない状態なのだ。
この世に未練なんかない!いつでもあの世に行ってやる!
そのぐらいの覚悟はできていた。
三月九日、今朝、アパートに母親が掃除をしにやってきた。母は一通り部屋の掃除をすると晩飯を作って帰っていった…
僕は何も言えなかった…
ただ…みそ汁がしょっぱかった。
十二日、冷蔵庫整理をした。ガチガチになった食いかけのチーズを見つけた。
そういえばコレ開けたの一日だっけ…
十五日、中学の卒業写真を眺めた。初めて告白してフラれた過去が蘇る。
煙草が目にしみる…
十七日、携帯電話いじってたら小説投稿のサイトを見つけた。ホラー小説好きだから自分も書いてみた。結構、面白いものだ。
二十三日、妹の友達に告られた。前々からかわいいと思っていた子だ。
……好きになった………
今更……どうしよう………いやいや断るしかない!彼女の為に…
余命、あと八日…精一杯生きよう…
感想
- 9418: ((o(^-^)o))ワクワク《あやこ》 [2011-01-16]