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僕と親友と死神と ―1―

[351]  KITAKITA  2008-03-24投稿
キュロロロッッガゴン!!
横断歩道を歩いていた中学三年生くらいの男の子が、信号無視の車に跳ねられていた。

「・・・・・。」
(“また”だ)
それを目の前で見ていた同じく中学三年生くらいの男の子、崎山 神牙は無表情のまま跳ねられた子をじっと見ていた。

(これで何人目だろうか?初めての時から数えて九人目かな??)

崎山 神牙の人生を一言で表すなら“悲しみ”であろう。
彼は保育園までは普通の男の子だった。そして小学校に入り、学校に慣れ数人友達が出来始めた。
その数人の中に“親友”と呼べる子がいた。
放課後や土日はその親友と過ごし、何をするにも親友と一緒だった。
だが親友が出来て数ヶ月、親友は崎山と遊んだ帰り道、自転車をよそ見運転していて階段から転落、全身打撲で死亡した。
崎山は一年生は悲しみで一杯になりずっと無言だった、そして進級して二年生になり悲しみからも立ち直った頃、二人の親友が出来た、そしてある日その二人は崎山の目の前で学校のベランダから転落死した。

その頃から崎山にあるあだ名が付いた。
単純だがとても正確だった、、、それは















“死神”

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