携帯小説!(PC版)

左の眼

[557]  クッキーモンスター  2008-03-26投稿



私はうす暗い洞窟の中に居た。


すると、一人の女の子が悲しげにこちらに歩み寄ってきた…。


「鍵を取ってきて欲しいの…。
この奥の湖。
二つの眼のうち、左の眼…。」


私は了解した。
女の子の言う通り、奥には湖があり、その中からは、二つの光が見えた。


それはなんとなく、顔にも見えた。


私は左の光の方…左の眼を目指して潜っていった。


深く…深く…。
意外に苦しくはなかった。


底に着くと、すぐに小さな鍵を見つけられた。


それから水から上がり、私はその鍵を女の子に手渡した。


「…ありがとう!!!」


その瞬間、辺りがパッと明るくなり、思わず目をつぶった。


…気がつくと、もう朝だった。
その女の子の笑顔が妙に忘れられない。
不思議な夢を見た…。


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