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BLACK OUT01

[371]  阪田亮太  2008-03-28投稿
季節は冬、ある日の朝、神田川中学校に向かう少年がいた。名を(紅波ユウ)。
普通の中学3年生、そのユウが今ピンチになっていた。昼休みの職員室、担任の橋田に呼び出しくらいユウは職員室へ。
「で?なんの用ですか?」
「なんの用ですか?じゃなーい!お前の今の成績じゃ行ける高校なんてねぇぞ!そこんとこ考えてんのかバッキャロー!」
「バッキャローって、教師が言うかよ普通…、てゆーか一応言っておくが俺は高校には行かない。行ったところで俺にはなんのメリットもない」
「なにを言っているユウ!高校にはでとかないと将来仕事がないぞ」
「仕事?なんで俺が仕事しなきゃいけない!したところでなんになる、家には金ならいくらでもある!言っただろ、俺の両親は全世界に通用する程の会社の社長だ!別に仕事して月5万を稼いだところで親にとっては1円だ!」
貧乏な橋田教師はそれを聞き精神的大ショックをうけた
「こんのアホ〜!!出てけ〜!お前はもう早退だ!消え失せろー!」
「そうですか、じゃあ御言葉に甘えて、帰ります、さいなら」
「もう一生来るなぁ!!」
ユウは教室に戻り帰り支度をしていた。その時ある人物がユウの背中を叩く。
「よぉ!紅波、まだ昼だぞ、もう帰るのか?」
「お前は、祐也」
万梨阿祐也という、クラスは違うが、複雑な理由(わけ)もあり腐れ縁だ。「何の用だ」
「つめてぇ事ゆーなよ」
「無駄話ならよしてくれ、今機嫌が悪いんだ」
そう言ったユウは祐也の肩を叩きかるく歩きながら手を振る。
「あの野郎、相変わらず付き合いわりぃぜ!」と半笑いした祐也は教室に戻る。
PM4:50、蒼空は黒くなる。
「さゆちゃん、今日帰ったらギャグボクサー見ようね!」
「うん、まゆちゃん!」2人の姉妹は小学3年生、今日神田川小学校の小学生は放課後に防災訓練と校長の話があり、生徒皆が薄暗い中を歩いて帰らなければいけなかった、だが、その時この姉妹の前に何かが現れた。
「ガルルルルルルゥ!」ToBeContinued


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