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chicken 4

[572]  アスク  2008-03-29投稿
「オイ、山田っ!俺ら今金欠なんだよっ!……、俺らの言いたいことわかるよな?」
「ま、またッスか〜!?昨日もじゃないですかっ!いい加減に金ねぇッスよ!」
「バカ者っ!金がねぇなら作ってこいやっ!カツアゲでもしてっ!」
「え、えぇ〜!?でもお、俺は…」
「文句でも、あるのかねっ!?」
「い、いえ…」
「よしっ!なら行ってこ〜いっ!」



山田君の
初めてのカツアゲ!
さぁ、山田君は、ちゃんとカツアゲ出来るかな!?

山田「っ!勝手に変なの始めてんじゃねー!!!」


山田君の1人ツッコミもむなしかった…。


山田「はぁ〜…。俺みたいな喧嘩もろくに出来ない奴が、カツアゲなんてできるわけねーっちゅーにっ!ったく!あの先輩っ!金が欲しいなら自分で働けってんだよっ!………でも、こんな事言っちまったらなにされるかわかったもんじゃねーからな…。」


山田は独りで公園のベンチに座っていた。残り少ないタバコを吹かしながら。

山田「あー俺ったらなんて不幸なんだろ?2年の先輩はいっつも俺ばっかり寄ってたかって、…はぁ〜、しょうがない。また兄貴にでも頼んでみるか…。」


その時、公園の中央で高校生が喧嘩をしていた。しかし、喧嘩をしているとは到底見えなかった。

なぜなら白城高校の生徒1人に対し、相手の学校の生徒は10人はいたからである。

山田「うわー…アイツついてないな…。相手は10人もいるのに、勝てるはずないだろ…」

不良A「ってめぇナメてんのかコラァッ!!」
不良B「本当に1人で来るなんて…、お前アタマおかしーんじゃねーのか!?」
?「ごちゃごちゃうるせぇなぁ!!俺が怖いなら素直に怖いって言いやがれっ!!っていうかお前らが1人で来いっつったんだろうがっ!」
山田「うわー、アイツ死んだな、絶対死んだ。それに、あいつらの制服よく見たら空輪高校の奴らじゃねーか。この町のベスト5に入っている高校だぞ?アイツヤバいって。」
?「オラどうした!?かかってこいよ!」
不良C「なぁ、コイツこんなに自信あるんだから、やっぱり結構強えんじゃねぇか?」
不良D「で、でも1人で何が出来るってんだよ?」
?「ほう…、俺1人だけが相手なら勝てるってか?おもしれーじゃねぇか。」
不良A「くっ…。」
?「さー、どうするよ!?」


続く。

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