MissingMoon
燃える木々−−
立ち上る炎−−
焼かれる家−−
そしてもはや人の形をなしていない骸−−
僕はそんな情景の中、ただひたすら地面にあるものを描いていく。
なぞる指先は自らの血で真っ赤に染まっている。でもそんな事に構ってはいられない。
そして僕は大きく息をはきだし、その場に立ち上がった。その足元には幾重にも重なった円や星……地面に象られた魔法陣には所々に鮮血がついていた。
そして僕はずっと前から暗唱してきた呪文を掠れ声で唱えた。
立ち上る炎−−
焼かれる家−−
そしてもはや人の形をなしていない骸−−
僕はそんな情景の中、ただひたすら地面にあるものを描いていく。
なぞる指先は自らの血で真っ赤に染まっている。でもそんな事に構ってはいられない。
そして僕は大きく息をはきだし、その場に立ち上がった。その足元には幾重にも重なった円や星……地面に象られた魔法陣には所々に鮮血がついていた。
そして僕はずっと前から暗唱してきた呪文を掠れ声で唱えた。
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