携帯小説!(PC版)

幻聴

[365]  2008-03-31投稿
まだ覚えてる?



君が好きな歌




あの時はあんなに良い歌に聴こえたのに




今じゃどうしても悲しいメロディーにしか聴こえないんだ








聞く度、浮かぶ




あの時君は確かに笑ってたのに




ねぇ





どんな風に笑ってた?






あの時どんな風に笑ってて


僕に何を問い掛けたんだ?






どうしても思い出せない



残像まじりに思い出そうとすれば





現れたのは最後に泣いた君の顔


出てくる一言は

終わりなの?

そんな悲しい言葉






最後が全部辛かったから

この歌も寂しく聴こえるの?

記憶も全部塗り替えられたの?





もしもう一度君と会えたなら


君が不安そうな事を言ったとしても


安心させる言葉を次に返すよ




だから




僕はまだ
街中にこの歌が響く度

振り返ってしまうんだ












そして繰り返し君を見失う



薄れゆく悲しいメロディーの雑踏の中で

感想

感想はありません。

「 純 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス