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僕と親友と死神と ―3―

[411]  KITAKITA  2008-03-31投稿
4月8日、崎山高校生活一日目。
朝から校長と教科担任の長話で耳を悪くした崎山は、40分間ある昼放課を図書館で過ごす事にした。

ガヤガヤガヤキャハハハハ
「・・・・。」
この学校の図書館は静かな空間ではないようだ。
他を当たろう。

そして、崎山は廊下を歩いていた。
当てもないまま歩いていると、一つの教室が目に入った。

“図書室”

図書室?この学校には図書室が二つあるのか?
まあいい、ここで過ごそう
ガラッと扉を開けるとその空間だけ時が流れていないみたいだった。
窓からは微かに日光が差し込み薄く埃を被った本棚や机を優しく照らしていた

崎山は一瞬その景色に見とれていたがすぐに机に向かった。
図書室というより資料室という感じだ
さほど広くないが本の数は多い長机も二台しかなくこの部屋に入れるのはせいぜい九人というとこだろう

崎山は九脚ある椅子の内、一つだけ色が違う椅子に座った
そしてバッグから一冊の本を取り出し読み始めた

その時、扉が開いた。
立っていたのは昨日本屋で崎山の隣で立ち読みしていた青年だった。

(コイツ、この学校だったのか、、最悪)

青年は驚いた様に

「君は、」

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