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らずべりー08

[129]  2008-03-31投稿
「愛陽?夏城愛陽?知ってる。それが?」
愛陽と聞くと紀梨は、不機嫌そうな顔をした。
だから、少し言うのが気まずいなと思った。
「し、知ってるの?」
「もちろんよ。でも私あの子の性格嫌いかも。」
なんだか、美冷と同じような事言ってるな…。
「そうなんだ…。別になんでもないよ?」
「ふーん?そう!聞いてよ、5時間目の授業はパソコンだよ〜?」
「そうなんだ?!」
パソコンは、紀梨の第二の得意分野だ。
あたしは、ちょっと難しいって思うくらい。でも楽しいから、パソコンは好きだ。
「って、そろそろ始まるじゃん!!行こ、光月姫?奈穂と真璃は、後で謝るか!」
「ってか、パソコン室に見えるのって二人では…?」
「うわ!あいつら、ついでに先に行ったのか!」
そう言ってすぐに、紀梨とあたしは走りだした。
パソコン室についたころには、息が乱れていた。
「せ、セーフ!」
席は、教室通りか。
「前、奏里?」
そう言ったのは、恵太と仲良しの、綾間誠也(あやませいや)君だった。
「…みたいだね。」
すると綾間君は、ボソッと何かを言った。
「え?何?」
「結宮。」
はいー?
「結宮が、恵太と光月姫ちゃんって仲良いいんだねって言ってたぞ?」
「なんて?!」
授業中だったのを思い出し、あたしはヒソヒソと言った。
「よ、葉君がなんて言ったの?ってか、なんで綾間君が知ってんの?」
さぁ?とでも言うように綾間君は肩をすくめた。
はぁ?と言おうとすると、恵太が綾間君の所に来ているのが見えた。
こいつかぁ…!!
一瞬殺意があたしの中に溢れた気がした。
「綾間、納豆のホームページマジ面白いぜー?」ホームページで…納豆?…はぁーあ。葉君かぁ〜。近いようで遠いかも。と、あたしは無意識にぼーっとしていた。しかも、よく考えれば恵太と目が合ったままぼーっとして!
見つめ合ってるように思われるじゃん!
あたしは、それに気付くと、あわてて下を…ちょうど、キーボードのあたりを向いた。
うわ、恥ずいな!って、なんで恵太は目そらさないわけ?
空気読めよ〜!まさか他の誰かに見られてないよね?見つめあってました、なんて大変なことになるし!

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