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25歳の男のカッコ悪い片思い。その2

[148]  シュレーディンガーの猫  2008-04-02投稿
彼女からメールが着たのは、次の日の夜中の2時過ぎだった…。

 「あの時は、かなり混乱してて言えなかったんだけど、実は付き合ってる彼氏がいるんです…。ほんとにごめんなさい。」
……………………………………………………………………………………………………………。
…………理解不能……。

 布団に潜り込んだまま、何度もメールを読み返してみたけど、彼女のメールは同じ内容しか伝えてくれなかった。隠された気持ちや、駆け引きなどは一切そこには存在しなかった。頭の中で楽しそうに微笑み合っていた俺達がだんだんと六畳の部屋の暗闇に吸い込まれていった。

とても静かな夜。頭に浮かんだ言葉が一つ一つはっきりと響いて、隣の部屋まで聞こえているんじゃないかと思った。
他の男と楽しそうにしている彼女を想像して、怒りと憎しみが体中に沸いてきた。体の隅々まで行き渡った。そのまま体の外まで溢れ出てしまえばいいんだけど、ギリギリのところで留まりつづける感情。わかってる。これは全部自分を満たせなかった俺の本能が駄々こねてるだけなんだ…。


ようやく落ち着いた頃、時計を見た。夜が明けるのはもう少し先だ。今はただ、悲しい。心はまだ、静かに彼女を求め続けている。
とりあえず今は睡眠をとって、明日メールをしてみよう。………?
フラれた俺は一体なんてメールしたらいいんだろうか?

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