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いざ道場へ

[88]  深波ひかり  2008-04-02投稿
手作りのお菓子を大量にバスケットに詰め、カレの道場へ差し入れ。前日に一日かけて作ったクッキーやドーナツやパウンドケーキ...
道場の皆さんのお口に合うか心配で、緊張しながら門を叩いた。出てくれたのは道場長ではなく、おそらくカレの兄弟子にあたる人だ。道場へは一度カレに連れてきてもらったことはあったけど、そのときも皆さん真剣に稽古中だったから、私はすぐに帰らされた故、この兄弟子さんとも会うのは初めてになる。
初対面の私に彼は驚いた様子。カレの話によれば、ときたま道場破りみたいなのもやって来るらしいから、巻き髪にワンピース来てブーツ履いた女子大生が玄関口に立っていれば何事かと思うだろう。
「何かご用ですか?」兄弟子さんも緊張してるっぽい口調だ。よし、ここでカレを立ててやろう。自慢の彼女と思わせたいから。さぁ落ち着いて、
「初めまして。突然お伺いしてすみません。あの、私、西垣さんの_」
何て言えばいいのだ?!か、彼女とは言えないよな...
「西垣?ああ、今居るけど、呼んでこようか?」私の自己紹介が終わる前に、兄弟子さんはそう言って、そして返答を待たずに「西垣―!!」と叫んだ。

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