ギャグボクサーSTORY3
第3話
紅月ジン
10月22日朝、学校の日は毎朝友達の赤崎ゆたかが家まで迎えに来る、
「おはよう!亮太くん」
「あら、彼女が来たわよ!」
阪田亮太の母、阪田渚がそう言った。
「ち、違うよ!何言ってんの、じゃ、行くよ」
「行ってらっしゃい」
朝の会までには、まだまだ時間があったから、ゆっくりと学校へ
「あ!そうだ。オレ、ボクサーになるんだ!」
「え?ボクシングするの?亮太君が?」
「あぁ、面白いボクサーになるんだ!」
「それは楽しみね!」
学校でも知り合いに話したが、だれも本気で聞いてくれなかった。ただ本気で聞いてくれたのが、ゆたかただ一人だった。
何故かゆたかに会いたくなった亮太は公衆電話でゆたかの家に電話した。
「あのさ、今から会える?」
「うん」
塚本公園で待ち合わせする二人。
そしてゆたかが来た。
ブランコに座って話す、
「ゆたか」
「なに?」
「何で今朝の話、真剣に聞いてくれたの」
「それは、亮太くんが目標をもったから。嘘なの?」
「いや!嘘じゃないけど、周りの奴等はろくに聞いてくれないんだが」
「うふ!それはそうじゃない?だって笑いとボクシングだもん」
それもそうだった。
前代未聞の夢だからだ。
「でも、わたしは応援するからがんばってね」
「うん、ありがとう!」
公園に誰かが入って来た。亮太の知らない人で、ツンツン頭で目つきが悪く、同い年くらいの子供だった。
「おいてめぇ!!ボクサーになるのかお笑い芸人になるのかハッキリしろ!」
つづく
紅月ジン
10月22日朝、学校の日は毎朝友達の赤崎ゆたかが家まで迎えに来る、
「おはよう!亮太くん」
「あら、彼女が来たわよ!」
阪田亮太の母、阪田渚がそう言った。
「ち、違うよ!何言ってんの、じゃ、行くよ」
「行ってらっしゃい」
朝の会までには、まだまだ時間があったから、ゆっくりと学校へ
「あ!そうだ。オレ、ボクサーになるんだ!」
「え?ボクシングするの?亮太君が?」
「あぁ、面白いボクサーになるんだ!」
「それは楽しみね!」
学校でも知り合いに話したが、だれも本気で聞いてくれなかった。ただ本気で聞いてくれたのが、ゆたかただ一人だった。
何故かゆたかに会いたくなった亮太は公衆電話でゆたかの家に電話した。
「あのさ、今から会える?」
「うん」
塚本公園で待ち合わせする二人。
そしてゆたかが来た。
ブランコに座って話す、
「ゆたか」
「なに?」
「何で今朝の話、真剣に聞いてくれたの」
「それは、亮太くんが目標をもったから。嘘なの?」
「いや!嘘じゃないけど、周りの奴等はろくに聞いてくれないんだが」
「うふ!それはそうじゃない?だって笑いとボクシングだもん」
それもそうだった。
前代未聞の夢だからだ。
「でも、わたしは応援するからがんばってね」
「うん、ありがとう!」
公園に誰かが入って来た。亮太の知らない人で、ツンツン頭で目つきが悪く、同い年くらいの子供だった。
「おいてめぇ!!ボクサーになるのかお笑い芸人になるのかハッキリしろ!」
つづく
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