宝の地図2【十年】
十年前海岸にて
「ほらっ!いっぱい落っこってる」
と言って、佳織は海岸に落ちていた瓶の一つを拾い上げていた。
先に誘ったのは佳織だった
[嵐の後ってさ、ものがいっぱい落ちてるんだって、見に行こうよ]といって。
僕も嵐の後で作業場がしばらく使えなくなったので、ついていくことにした
佳織はいろいろなものを拾っていた。
時間がかかりそうだな、そこに座ろうかな。
「よっと!」
こうしてみると、ゆっくりするのは久しぶりだなぁ。・・・まだ12歳なのに・・・
「ねぇ、これなに?」
佳織が差し出したのは一枚の古ぼけた紙だった。
「ここになんか書いてあるんだけど」
「ん?えーと・・・宝の地図・・・だねまだ続きがある、」
≪これは宝の地図である、信じるか信じないかはあなたの自由だが、信じない場合は、もう一度海に流してほしい。
地図上の×印に宝を隠した、どうか見つけてほしい。≫
と書いてあった。
正直僕は、胡散臭いと思った。が
佳織は違った。
「行こうよ!」
「やだね、胡散臭いし、第一僕だって12だし、お前なんかまだ五歳じゃねーか!」
「じゃあどうしたら行ってくれる?」
そういって
じ、とこっちを見てきた。
「ほらっ!いっぱい落っこってる」
と言って、佳織は海岸に落ちていた瓶の一つを拾い上げていた。
先に誘ったのは佳織だった
[嵐の後ってさ、ものがいっぱい落ちてるんだって、見に行こうよ]といって。
僕も嵐の後で作業場がしばらく使えなくなったので、ついていくことにした
佳織はいろいろなものを拾っていた。
時間がかかりそうだな、そこに座ろうかな。
「よっと!」
こうしてみると、ゆっくりするのは久しぶりだなぁ。・・・まだ12歳なのに・・・
「ねぇ、これなに?」
佳織が差し出したのは一枚の古ぼけた紙だった。
「ここになんか書いてあるんだけど」
「ん?えーと・・・宝の地図・・・だねまだ続きがある、」
≪これは宝の地図である、信じるか信じないかはあなたの自由だが、信じない場合は、もう一度海に流してほしい。
地図上の×印に宝を隠した、どうか見つけてほしい。≫
と書いてあった。
正直僕は、胡散臭いと思った。が
佳織は違った。
「行こうよ!」
「やだね、胡散臭いし、第一僕だって12だし、お前なんかまだ五歳じゃねーか!」
「じゃあどうしたら行ってくれる?」
そういって
じ、とこっちを見てきた。
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