奈央と出会えたから。<117>
3-5の教室の窓から、あたしはドキドキしながら外を見たー
本当だー
聖人が校門から玄関に向かって歩いているー。
『ミズホさん!!
聖人‥学校来るの、いつもより凄く早いですよね?!』
『そうよねぇ?!
まるで、あたし達の“イメチェンしたから早く聖人に見てもらいたい”っていう意思が通じたかの様ね?!』
どうしてー?!
聖人は、あたしと付き合う様になってから、毎日学校に来てくれるけどー
いつもはー
毎日の様に、遅刻の筈なんだけど‥‥。
3-5の、この教室にはー
今の所、あたしとミズホさんしか居なかったー。
もう直ぐ聖人が、この教室へやって来るー。
あ〜〜っっ!!緊張するっっ!!
でもホント、何で聖人、今日に限って早く学校に来たんだろうー?!
これじゃあ、心の準備も出来やしないー
『いやだぁ。奈央ちゃんの緊張してるの見てたら、あたしまでドキドキしてきちゃった。』
ミズホさんは、そう言って笑ったー。
その時ー
ガタン―――。
聖人が教室へ入って来たー
『おはよ‥‥。』
直ぐに、聖人の視線があたし達の方に向けられたー
『‥‥‥‥‥。』
聖人は、無言で表情一つ変えずに、あたしの顔を直視したー。
でもあたしはー
一瞬だけー
目が、動揺しているかの様に泳いだのを見逃さなかったー。
ドキドキドキドキ―――。
あたしの心臓の鼓動の早さは、MAXに達していたー。
そうとも知らずに、聖人はー
じっとあたしを見つめているー。
あたしとは、机二つ分程離れた、直ぐ目の前に立ちー
じっとあたしを見つめているー。
聖人とのー
この微妙な距離感がー
あたしの緊張を、より一層高めていたー。
ミズホさんは、そんなあたしを、側で優しく見守ってくれていたー。
何か言ってよー
何か言ってよ、聖人ー。
三人だけしか居ない朝の教室はー
時間が経つのも分かりにくかったー。
『何?!その髪?!全っっ然、似合わねぇーな。』
不意にー
聖人の一言が沈黙を破ったー。
本当だー
聖人が校門から玄関に向かって歩いているー。
『ミズホさん!!
聖人‥学校来るの、いつもより凄く早いですよね?!』
『そうよねぇ?!
まるで、あたし達の“イメチェンしたから早く聖人に見てもらいたい”っていう意思が通じたかの様ね?!』
どうしてー?!
聖人は、あたしと付き合う様になってから、毎日学校に来てくれるけどー
いつもはー
毎日の様に、遅刻の筈なんだけど‥‥。
3-5の、この教室にはー
今の所、あたしとミズホさんしか居なかったー。
もう直ぐ聖人が、この教室へやって来るー。
あ〜〜っっ!!緊張するっっ!!
でもホント、何で聖人、今日に限って早く学校に来たんだろうー?!
これじゃあ、心の準備も出来やしないー
『いやだぁ。奈央ちゃんの緊張してるの見てたら、あたしまでドキドキしてきちゃった。』
ミズホさんは、そう言って笑ったー。
その時ー
ガタン―――。
聖人が教室へ入って来たー
『おはよ‥‥。』
直ぐに、聖人の視線があたし達の方に向けられたー
『‥‥‥‥‥。』
聖人は、無言で表情一つ変えずに、あたしの顔を直視したー。
でもあたしはー
一瞬だけー
目が、動揺しているかの様に泳いだのを見逃さなかったー。
ドキドキドキドキ―――。
あたしの心臓の鼓動の早さは、MAXに達していたー。
そうとも知らずに、聖人はー
じっとあたしを見つめているー。
あたしとは、机二つ分程離れた、直ぐ目の前に立ちー
じっとあたしを見つめているー。
聖人とのー
この微妙な距離感がー
あたしの緊張を、より一層高めていたー。
ミズホさんは、そんなあたしを、側で優しく見守ってくれていたー。
何か言ってよー
何か言ってよ、聖人ー。
三人だけしか居ない朝の教室はー
時間が経つのも分かりにくかったー。
『何?!その髪?!全っっ然、似合わねぇーな。』
不意にー
聖人の一言が沈黙を破ったー。
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