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秘める想い…?

[141]  幸華ジェル  2008-04-05投稿
結局廉は見つからなかった
そして謙二の引越しの日がやってきた

私は空港まで送りに行った
私 「本当に行っちゃうんだね…」

謙二 「ああ…」

私 「いつから狂っちゃったのかな?私達の歯車」

謙二 「狂ってなんかないよ!これが運命ってやつだよ」

やがて飛行機がでる時間になった

謙二 「じゃあな…」

私 「うん」

謙二が遠ざかる

私 「また会えるよね?」

謙二 「当たり前だろ!」

そう言って謙二は行ってしまった


あれから10年後…

私は東京でマンションを借りて働いている

謙二は大阪のサッカーチームでキャプテンをしている
廉は…いまだに連絡が取れない

何をしているだろうかと考えているとインターホンが鳴った

ドアを開けるとそこには何も変わってない謙二がいた
謙二 「よっ!」

私 「謙二!久しぶり〜何しに来たの?」

謙二「実は会わせたいやつがいるんだ…来いよ!」

スーツ姿のすらりとした人が謙二の横に立った

私はその人の顔を見た瞬間から涙が止まらなくなった
私 「……廉?」

廉 「ああ!」

私は泣きながら廉に抱き着いた

私 「馬鹿!今まで何処行ってたのよ!心配したんだから〜…」

その日の夜は泣きっぱなしだった

でもそれは悲しみの涙じゃなく喜びの涙だった

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