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読んでくれた人が自由なタイトルを付けてください

[374]  嵯峨野 龍  2008-04-05投稿
俺はいつも一人

一人でいることが当たり前
それでいいと思っていた

それが当たり前だと思っていた

なのに

お前は

いつもいつも俺の側にいた
いくらいじめても

いくら泣かせても

お前は俺の側に立っていた
俺は大嫌いだったんだぜ

お前のこと

なのに

なんでだろうな

お前がいなくなったとき

俺は

本当に

一人になっちまったって思ったんだ

おかしいよな

そう思うから

俺はまたいつもの日常に戻っていった

一人でいるのが当たり前の
あの

日常に

そう

それが当たり前

人は皆一人

一人なんだ

みんな

自分の価値観で生きている
なら

分かり合うなんて

無理なことだろう?

だから

俺は戻る

一人でいる

日常に

なのに

お前がいなくなってから

俺は前には思わなかった

寂しいって思いを

抱くようになっていったんだ

だから

俺は考えた

そして

気付いてしまったんだ

俺は今

一人じゃなかったんだと

独りだったんだと

それに気付いたとき

俺は泣いた

人目も気にせずに

大声で

子供のように…

俺が一人でいられたのは

お前のおかげだっただと

気付いてしまったから

独りじゃなかったのは

お前のおかげなんだと

気付いたから

お前がお前の考えを

一生懸命に伝えていたのを
俺は

気付いていたから

だから

俺はお前に伝えにいこう

俺の想いを

俺の価値観を

分かってもらいたいから

大嫌いなはずのお前を

大好きなんだと

大切なんだと

大事なんだと

失いたくないと

思ってしまったから

感想

  • 9456: かっこいいー…すんごい素敵な内容………………………………〜大江戸・はるみ〜 [2011-01-16]
  • 9465: 龍さんの心をつかんで暖かさを教えてくれた彼女は きっと凄く素敵な女性なんでしょうね。暖かい人だからこそ 龍さんに伝わったんだと思います。 今度は 大切にしてあげて下さい。 [2011-01-16]

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