携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> 水平線の、彼方まで。

水平線の、彼方まで。

[615]  たに  2008-04-06投稿
1995年の3月、私は、念願の普通自動車免許を取得、5月には、中型自二車免許を取得した。

…この為に、多大な時間と、アルバイト貯金を使っていた…(泣)

この時19才の私は、[ハタチを過ぎたら、2度と教習所には通わない、家と仕事を往復する生活でたくさんだ!]と、考えていた。

…翌年の春から、私は東京での一人暮らしを始め、好きな仕事をし、その考えは10年以上守られた…。

…[喉元過ぎれば熱さを忘れる]、その考えは、32才を過ぎた、2007年の夏に崩れてしまった(笑)。

…私の勤め先の社長は、クルーザーを持っている。天気が良く、休みの日には、社員をクルージングに連れて行く時がある。

私も一度乗せてもらった、
洋上で、気分よく海の風にあたりながら、私は、その時大ヒット中の[パイレーツ・オブ・カリビアン]の、ジャック・スパロウ船長の気分になっていた。

…[水平線の彼方まで]

…もう、船の免許を取得する理由は、充分揃った(笑)。

…数週間後、どうにか勤め先のシフトを調整して、まずは実技講習の日がやってきた、まだまだ夏である。

…ロープの結びかたを数通り、

離岸する前のエンジンと船体の点検…、

もう、頭がいっぱいだ(笑)。

そしていよいよ離岸!
車やバイクの実技講習のように、スピード調整やハンドリングを練習する、

船にブレーキはないので、前進と後退のみで速度調整する、車でい
う車庫入れ[着岸]は、私にはかなり難しかった…(笑)。

…まだまだ残暑厳しい8月下旬、ついに試験日がやってきた、
私は時間ギリギリまで教科書を読んだ。
やっともらえた休みを、無駄にはできないのだ!

学科試験開始、さっきまで読んでいたのが効を為し(笑)、手応えはよかった。

実技試験、エンジン点検がボロボロだった(泣)、私は、完璧に結果をあきらめて、家路についた…、

…[やはり、何かの教習なんかやらなければよかった、苦労したシフト調整も無駄になってしまった。]
…と、後悔しながら。

…一周間後、私はスポーツ番組の仕事で、西武球場にいた、休憩の合間に、一応電話で試験の結果を確認した。

…合格?何かの間違いだろう!いや、何でもいい(笑)。

西武沿線に海はないが、私には海が見えた♪

感想

感想はありません。

「 たに 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス