戦国暇人記
「孝治、暇じゃから、何か面白い話は無いか?」
「はて…いきなりそのような事を言われても…おお、そうじゃ、わしらの殿様が先月、わしにある命令を出したんじゃ」
「命令とな?」
「何でも、奇襲攻撃をするから、下見をしておいてほしいとの事での、取り敢えず、その場所へ下見に行ったんじゃ」
「ふむ」
「そこには敵の下見係もおっての。いい奴ですぐに打ち解けたわ」
「…お主、もしや自分の任務を喋ったのではあるまいな!?」
「まさか!そんな事をすれば首が飛ぶ」
「ならば何故相手が下見係だと分かった?」
「相手が喋ったんじゃよ」「…なんなんだその下見係は…」
「しかも今日、そこに進軍してきた我が軍を奇襲すると言うんじゃ。正直者でよい奴じゃ」
「…喜んでる場合か!は、早く殿の軍に知らせねば!」
「落ち着け。何も起こらぬぞ」
「そうか!お主、殿に先にその事を知らせておったのじゃな!」
「いいや、知らせて無い。知らせたら、折角打ち解けた奴の首が飛ぶからの」
「…な、何て事じゃ」
「大丈夫と言うておろう。わしも今日我が軍が奇襲する旨を伝えたわ。今頃両軍共、どちらがそこに来るか、隠れて待っておろうよ」「…下手な忍者よりたちが悪いの、お主」
「はて…いきなりそのような事を言われても…おお、そうじゃ、わしらの殿様が先月、わしにある命令を出したんじゃ」
「命令とな?」
「何でも、奇襲攻撃をするから、下見をしておいてほしいとの事での、取り敢えず、その場所へ下見に行ったんじゃ」
「ふむ」
「そこには敵の下見係もおっての。いい奴ですぐに打ち解けたわ」
「…お主、もしや自分の任務を喋ったのではあるまいな!?」
「まさか!そんな事をすれば首が飛ぶ」
「ならば何故相手が下見係だと分かった?」
「相手が喋ったんじゃよ」「…なんなんだその下見係は…」
「しかも今日、そこに進軍してきた我が軍を奇襲すると言うんじゃ。正直者でよい奴じゃ」
「…喜んでる場合か!は、早く殿の軍に知らせねば!」
「落ち着け。何も起こらぬぞ」
「そうか!お主、殿に先にその事を知らせておったのじゃな!」
「いいや、知らせて無い。知らせたら、折角打ち解けた奴の首が飛ぶからの」
「…な、何て事じゃ」
「大丈夫と言うておろう。わしも今日我が軍が奇襲する旨を伝えたわ。今頃両軍共、どちらがそこに来るか、隠れて待っておろうよ」「…下手な忍者よりたちが悪いの、お主」
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