Guardian15
「仕事ですか。」
次の日、薫はめずらしく涼が仲介しない直接の依頼を聞いていた。
「そうです。内容は救出です。」
「いったい誰を、どこから助けるのですか。」
「娘をどこからか助けて下さい。」
真面目な顔で言った。
「それはもしかして誘拐とかじゃなくて、いなくなっただけですか?」
薫がおそるおそるきいた。
「そうです。」
(マジかよ。)
たまに、いなくなっただけでさらわれたとか言う親がいるが、この親はその典型な気がした。
普段は涼がそういう類は除外してくれている。
「写真を貸して下さい。」
親が出した写真を受け取ると薫は奥に入っていった。
「一時間ほどお待ち下さい。」
それだけ言って。
一時間後、薫は時間通りに出てきた。
「お引き受けします。三日後に来て下さい。」
「わかりました。」
そう言って依頼者は出ていった。
次の日、薫はめずらしく涼が仲介しない直接の依頼を聞いていた。
「そうです。内容は救出です。」
「いったい誰を、どこから助けるのですか。」
「娘をどこからか助けて下さい。」
真面目な顔で言った。
「それはもしかして誘拐とかじゃなくて、いなくなっただけですか?」
薫がおそるおそるきいた。
「そうです。」
(マジかよ。)
たまに、いなくなっただけでさらわれたとか言う親がいるが、この親はその典型な気がした。
普段は涼がそういう類は除外してくれている。
「写真を貸して下さい。」
親が出した写真を受け取ると薫は奥に入っていった。
「一時間ほどお待ち下さい。」
それだけ言って。
一時間後、薫は時間通りに出てきた。
「お引き受けします。三日後に来て下さい。」
「わかりました。」
そう言って依頼者は出ていった。
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