その恋ちょっと、待った!!!・10
私たちは実里の弟くんのクラスを探した。
と言っても学校の造りは複雑じゃないし、陸くんにもらった地図を見ればすぐ辿り着いた。
「あった♪よーし入るぞ!!」
「実里、なんだか楽しそうね…。」
「アタシ実はスキなのよ、ああゆう和風てか日本美男子系。」
「だから実里の部屋に流し目王子の写真集があったのね…。」
実里と私は教室の扉を開けた。室内を被う暗幕とスプレーで描いたストリート系の落書きはいかにも調子に乗った男の子たちが作った店という感じで逆に好感が持てた。
中はすでに女の子の笑い声と、テンション高い男の子たちのおしゃべりで溢れてる。
「2名さま!いらっしゃいませぇ〜♪」
「受付」という名札を着けた男の子が出迎えてくれたが、よく見ると陸くんだ。
「あり?陸くん、受付?」
「モテないから?」
「ひでぇな姉貴ぃ〜。当番なの。それよりこちらのアルバムからお好きなメンズを選んでください♪『Keep』て札が貼ってある子は現在接客中なんで御了承ください。」
差し出されたアルバムをめくると、ホスト風のキメ顔だったりおどけていたりする男の子の写真が出て来た。
「あ、陸あの子いないの?Mr.JSの秋月くんて子!」
「あ…いつは…お、空いてるな!姉貴たちツイてるよ!」
と言っても学校の造りは複雑じゃないし、陸くんにもらった地図を見ればすぐ辿り着いた。
「あった♪よーし入るぞ!!」
「実里、なんだか楽しそうね…。」
「アタシ実はスキなのよ、ああゆう和風てか日本美男子系。」
「だから実里の部屋に流し目王子の写真集があったのね…。」
実里と私は教室の扉を開けた。室内を被う暗幕とスプレーで描いたストリート系の落書きはいかにも調子に乗った男の子たちが作った店という感じで逆に好感が持てた。
中はすでに女の子の笑い声と、テンション高い男の子たちのおしゃべりで溢れてる。
「2名さま!いらっしゃいませぇ〜♪」
「受付」という名札を着けた男の子が出迎えてくれたが、よく見ると陸くんだ。
「あり?陸くん、受付?」
「モテないから?」
「ひでぇな姉貴ぃ〜。当番なの。それよりこちらのアルバムからお好きなメンズを選んでください♪『Keep』て札が貼ってある子は現在接客中なんで御了承ください。」
差し出されたアルバムをめくると、ホスト風のキメ顔だったりおどけていたりする男の子の写真が出て来た。
「あ、陸あの子いないの?Mr.JSの秋月くんて子!」
「あ…いつは…お、空いてるな!姉貴たちツイてるよ!」
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