携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> 月の葉書2部2−5

月の葉書2部2−5

[446]  速見  2008-04-14投稿
香雲)この雷はもしかして……

香雲が砂丘の頂上を見上げると、そこには風紀が2年間追い続けていた雷斗の姿があったのだ

風紀)雷斗ぉぉぉぉぉぉぉ

風紀が叫ぶ

雷斗)相変わらず叫ぶ事しか能が無いんだね、風紀

嫌味なところはあの時以来変わってなかった

ナラビ)(あの…人が…雷斗さん……?

ナラビは香雲に抱き抱えられながらその光景を眺めていた。一族の死の現実から意識がもうろうとなっているのだ

香雲)雷斗!! あんた本当に風家を襲ったの? 何で?

香雲は今にも泣きそうな声で聞いた

雷斗)香雲か…まさかお前が風紀と一緒にいるとは思わなかったよ
香雲)質問に答えて

香雲が叫んで言うと、雷斗は軽く笑みを浮かべ……

雷斗)あぁそうだ。何なら風真が死んだ様子を話そうか?

雷斗は笑いながら言った

香雲)なっなんて事を………

とうとう香雲の目から涙が出てきた

フライ)何をするんですか? 雷斗さん!!

話を遮る様にフライが雷斗に向かって言った。二人は知り合いのようだ。すると雷斗は笑みを消して冷静な顔で

雷斗)今のお前では、その子はともかく二人には勝てないだろう

雷斗は冷静に言った後風紀に顔を向け……

雷斗)それにしても風紀!! 貴様良く生きていたなぁ。まぁお前が死んだら俺も死んでしまうがな

雷斗はわけの分らない事を風紀に向かって言いながら笑う

風紀)お互いにあの時は知識が無かったからな

先程叫んでいたのとは打って変わって風紀は怒りを深く沈めていた

!!?

風紀は何かに気付いたようで

風紀)そうか、フライのバックは雷家か。しかし、そうしたら小さい組織だな。俺は雷家の人間もかなり死んだと見てるんだぜ

雷斗)数では無いんだよ。だが、ここでお前にはあれを返して貰おう

雷斗は笑みを浮かべいたが、目が笑って無かった

風紀)俺も返して貰わないといけないが………

風紀はチラッとナラビを見る

風紀)今はナラビが心配なので不本意だが逃げさせて貰う

雷斗)何?

雷斗が耳を疑うと

風紀)ウォール・ウイン

風紀が技名を言うと、密度の高い風が砂を取り巻き巨大な壁になった

雷斗)チッ

雷斗が舌打ちをした

風が止むと風紀ら三人の姿は消えていた

感想

感想はありません。

「 速見 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス