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悲しみの駅

[596]  阪田亮太  2008-04-15投稿
僕にしか見えない特別な駅、喜びの駅で
ある日彼女に出会った
彼女は凄く可愛くて、僕を見て微笑んでくれた。

その場には、いつも僕と彼女だけしか居ない



それから僕は、毎日喜びの駅に行った。彼女は毎日僕に微笑んだ。
僕は恋をした
あの駅にいつも居る可愛い彼女に


彼女に話しかけたいけど、恥ずかしくて、言えなかった


僕は今日も彼女に言えなかった

好きって―\r



その昔、僕は彼女に会った事が一度だけあったような気がする。
もう一つの駅、悲しみの駅で、
彼女が泣いていた、何故だ…何故あの子は泣いていたんだろう、
何があったのか知りたい、でも…そんな悲しい事を彼女にきいたら、泣いてしまうだろう、泣かせたくない、それ以前に彼女に声をかけられない…

恥ずかしくて、心臓が爆発しそうなくらいに―\r




夜は眠れない、毎日毎日夜更かしして体調を崩す僕、早く彼女に逢いたくなって眠れない
だから思った

明日彼女に告白しようって、、、





翌朝僕は喜びの駅へ、
でもそこにはいつもなら居る彼女が居なかった!!

その時僕は、自然と涙が出た。
悲しくて、苦しくて、早く逢いたくて、僕はどうすることもできず、大ショックでその場に倒れてしまった。






僕は眼を覚ました、でもここは、喜びの駅ではなく悲しみの駅だった。

彼女が泣きながら僕を見た。
僕も泣いた。

彼女が砂になって足から少しずつ消えてゆく
どれだけ叫んでも、彼女は泣いていた。


涙の意味は、一体何だったのだろう

僕にしか見えない、僕にしか行けない駅、それが、喜びと悲しみの駅

また彼女に絶対に逢いたいな…
笑ってる彼女を
その時には絶対、告白を………

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