携帯小説!(PC版)

[456]  黄粉  2008-04-18投稿
暗い・・・。

塾の帰り道、そう思った。

「暗くなるの早いなぁ・・・」

今、冬だった。泣きたいくらい寒い。体が悲鳴を上げている。怖いなぁ、暗すぎる。「にゃー」

「!?」

何?猫だ。ガリガリに痩せている。しかも子猫だ。気味の悪い姿・・・。幽霊みたいだ。「にゃー」姿だけでなにもかもを決めるなんて、そんな自分がいけないと思った。塾で虐めを受けている自分。そしてこの貧相な子猫。このことなら、解り合えるかも。昔から人と接する事が出来なかった私にも・・・。

お腹空いてるの?中においで。

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