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Love story in N.Y

[196]  Velma  2008-04-18投稿
すんなりルームメイトも決まった事だし、もう少し眠ろう。そう思ったが明日には彼は引越してくる…掃除しとかなきゃ…


面倒に思いながらも水を張ったバケツとタオルを片手に、空部屋に向かった。



キレイに拭き上げた窓の外には僕の好きなニューヨークの街。
日曜日でも大勢の人が行き交っている。


そしてふと、彼女を思い出す。



黒のロングコートにジーンズ。少し太めのハイヒールを履いて、姿勢よく右手に持ったコートを飲みながらバスを待っていた彼女を…


僕が一目惚れなんて、人生初めてだ。
そんな事、映画の中だけだと思っていたのに…


部屋の掃除も一段落着いた頃、パソコンにメールが届いた。
今朝部屋を見に来たジェイからだ。

「ん〜…、“大きな荷物を先に引っ越し屋に頼んで送りたいみたいなんだけど、大丈夫?今日の夕方には着く様にしたいらしい“って変な文だな。“らしい“って…」

やたら他人事の様なメールだったが、僕は大して気にもとめず返事を返した。

「“OK。今日は出掛ける予定ないから大丈夫“…送信っと。」




さて、新しいルームメイトの荷物が来るまで僕は暇人だ。
こんな時は寝るに限る!


お気に入りのベットに倒れ込み、目を閉じた…



ピピッ ピピッ ピピッ



携帯電話だ…



今日はどうやら昼寝も二度寝も出来ない日の様だ…


携帯を取り、答えた
「ハイ、ブルース。珍しいな。休みに電話してくるなんて。」

「ハイ!お前のルームメイトが見つかったか心配でさ。」

「お蔭様で、無事に。」

「早いな!中々いいアパートだしな。一つ問題は解決したな!」

「は?他に何か問題あったっけが…?」
耳をかきながら聞いた。

「お前…!月曜日会議だろ!?新しい企画出来たのか?」





…ヤバイ!

どうやら今日、明日は徹夜になりそうだ…

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