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心はいつも

[203]  嵯峨 雅景  2008-04-19投稿
その日…………満天の星空……………輝く星屑の嵐
お前を抱き寄せた
俺の腕の中で………
俺とお前の唇
触れようとした?その時!すっと透り過ぎる
お前の温もりが感じられない?
何が………起きたのか
お前の声が
言葉が聞こえない
俺の身体が透きとおる
俺は空に帰った
そう………お前を守る空に俺はお前の傍に
………………いつもいる
お前は気付かないかも
…………………知れないがお前が見上げて微笑んだ
俺は届かない声で囁く
「いつも傍にいるよ」
あの日俺とお前は
海にいた
突然の荒波に掠われて
海の中へ
俺はお前を海辺へ運んだ
そして
俺は波にのまれて
海へ沈んだ
海底へ俺の身体が堕ちていく中で
俺はお前を想う
お前と逢えて
俺は愛を教えられた
「ありがとう」
そして 「さよなら」
俺は空………お前は星
「いつも傍にいる」

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