sweetgirl
「これが取りたいの?」
図書館で、上の本を取ろうと頑張っていたときだった。
後ろからひょいっと大きな手が出てきて、あたしが取りたかった本をいとも簡単に取っていった。
「……あの……」
「はい、どうぞ。」
そう言ってあたしにその本を渡した。
「あ、ありがとうございます…////」
あたしよりも背が10cm以上は高いその男の人は、優しく微笑んだ。
「こんな可愛いレディが、いるなんてね…」
恋というものは『する』のではなく、『堕ちる』ものだと前にどこかで聞いた。
まさしく
あの時あたしは――
恋に堕ちた……
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