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sweetgirl

[142]  いちご  2008-04-20投稿

「これが取りたいの?」


図書館で、上の本を取ろうと頑張っていたときだった。


後ろからひょいっと大きな手が出てきて、あたしが取りたかった本をいとも簡単に取っていった。


「……あの……」

「はい、どうぞ。」


そう言ってあたしにその本を渡した。


「あ、ありがとうございます…////」


あたしよりも背が10cm以上は高いその男の人は、優しく微笑んだ。

「こんな可愛いレディが、いるなんてね…」






恋というものは『する』のではなく、『堕ちる』ものだと前にどこかで聞いた。



まさしく
あの時あたしは――




恋に堕ちた……

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