花嫁
子供の頃の夢は『花嫁』になることでした。
真っ白なウエンディングドレスと
大きなウエディングケーキ
(段は高ければ高いほどいい)
新郎新婦は若く、美しく、輝いていて
誰からも祝福される…
そしていつかは王子様が…
そう信じて疑いませんでした。
それから中学、高校を経て、大学生からOLとなり
途中、嫌でも気がつきました。
『待っていても白馬に乗った王子様はやってこない。
だから自ら白馬に乗って、探しにいかなきゃ…』
そして王子を賭けて、剣をとり
他の女子から勝ち取らなければいけないいと…
…女の道は厳しいのです。
明日、私は結婚します。
王子様というには若くもないし
背も足りない。
おまけに最近少しメタボ気味…
けれどとってもいい人です。
私をまるでお姫様のように扱い
大事にしてくれるのです。
子供の頃は『花嫁』への憧れしかありませんでした。
けれどこれからはその後の物語を
彼と一緒に紡いでいきたいと思います。
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