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屍病院〜END〜

[469]  黄粉  2008-04-21投稿
「じゃあ、亜梨沙は誰!?人間なわけ?有坂由美は?」


亜梨沙は持っていた鎌を放り投げ、微笑した。


「まだ分からないの?有坂由美は、君だよ?」


思考回路が止まったきがした。


私が、有坂由美?有り得ない。私はこうして生きている。


「私、意味分かんないんだけど。今こうして生きてるじゃん。あの看護士だって亜梨沙が私を殺すために・・・!」


「そうだよ。成仏出来てない君を殺して、成仏させるために私が差し向けた幽霊。」


そんな・・・!!じゃあ、私は、有坂由美?


「そんなぁ・・・!」


私は泣き崩れた。


「!?」


何か頭から流れている。赤い・・・血だ!!上を向くと、あの看護士がいた。


「バイバイ有坂由美。」


笑っている亜梨沙と、看護士がいた。


それを最後に私の視界は闇で閉ざされた。




後で知った事ですが私の寝ていた病室は霊安室でした。


そして、私の両親はまだ迎えに来てくれません。


早く迎えに来てね。待ってるから、この屍病院で。





END

感想

  • 9913: 黄粉です。屍病院てどこにでもあると思うんですよ。霊安室に死体がいれば、そこは屍病院になるんですからね。 [2011-01-16]

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