携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 今でも

今でも

[155]  てん  2008-04-21投稿
15歳…家出をし、繁華街を歩き、ナンパ待ちをし、男におごってもらって食べられて…。おかしくなっていた。
さみしくて不安で少し、家が懐かしくなったが、家に帰れない事情があった。
そんな中あっくんに出会った。
15歳の私を優しく優しく守ってくれた。
繁華街を抜け、土手に座った。
家出の理由を聞かれたがずっと言わなかった。
あまりにもしつこく聞いてくるので

「しつこいよ!じゃーね」

と逃げ様としたら、腕をおもいっきり捕まれ、

「座れよ!!」

と怒鳴られた。

「あっくん恐いよ…」

と涙をいっぱいためた目であっくんを見ながら言うと、

説教が始まった。

「お前は昔の俺に似てる。素直じゃない所も、全部嫌になって家出した所も…でもな、幼い顔してうろうろして、ナンパした奴が悪い奴なら売られてるからな!俺で良かったよ!何日位帰ってないの?」

「……」


「お前……泣くなよ〜こっちコイ」

と言って私を抱き寄せ頭を撫でてくれた。

「落ち着くまでな」

と言って、私をお姫様抱っこし、額にキスをくれた。

その後私は、眠ってしまった。あっくんの温かい腕の中で安心感を覚えた。


結果…付き合って、別れてしまった。

あっくん…私は今、2児のママだよ!今、お腹にもう一人いるんだよ!
今年で25歳……
あなたの事、今でも忘れてないよ…
きっと、このままおばあちゃんになっても、あなたの事は忘れない。
誰にも言えないけど、今でも愛してる…
これはずっと心にしまっておくしかないよ。
私だけの秘密。

だから神様願いを叶えて下さい。

もう1度だけ会わせて下さい。ちゃんとした別れがしたいのです。

感想

感想はありません。

「 てん 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス