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キミといっしょに。?

[405]  阪田亮太  2008-04-21投稿
そんな話がずっと続く、歩けど歩けど同じような風景が続き、飽き始める俺、そこに初めて他の家が見えた。
「あれ、家だ」
「そりゃあ家はあるよぉ、田舎には優しい人がいっぱい居るよ!」

するとその家から出てこちらに来た少年二人、
「あれ!よしのねぇ、その人誰?」
「ん?ああ、うちの隣りに引越してきたつよしだよ」

(だからつよしやめろ!恥ずいっての)

「姉ちゃんたち付き合ってんの?」


(まぁこの状況からして大体その台詞だわな…て付き合ってねぇよ!)
剛志は少し顔が赤くなる。

「違うよ!付き合ってなんかないから、こんな奴」
俺は喜乃の言葉にプチンときた。
「なんだよ!こんな奴って」
「こんな奴じゃん?こ・ん・な・や・つ!」
「こんのっ!春華ぁ!」
「お!仲いいねぇ姉ちゃんたちぃ!ヒューヒュー!!」

「違うって言ってんだろお前らどっか行け!!」
イライラする剛志、笑う喜乃、
『俺らは邪魔だったなぁ!お二人さん、熱いよぉ!!ヒューヒュー!!』

「だから違うっての!!ね!!つーよし!!!」
「う…うん、」
(その名前呼びが問題なんだろがぁもぉ〜!!めっちゃ恥ずかしかった…。)

しっかし、よしのって、馴々しいにも程があるぜ、これが田舎ってやつか…俺は好かんな。



「つよし」
「なに」
「つよしって、好きな女の子のタイプとか、あるの?」
「!?、き!急に何だよっ!!」
「なんとなく聞いただけ」
「特に無いよ」
「うそつき」
「何でだよ!嘘じゃないから」
「居るでしょ!誰にでもそういうのがあるはず!!」
(よしのってのは、何でこんな事普通に聞いて来るんだよ!普通答えるんか?これが女って奴か、面倒くせぇ!)

「じゃあ帰ろっか!!」

「う…うん、」(話そらした!自分は言う気無いのか!女って奴は…)


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