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ファンタジーサッカー〜奇跡のイレブン〜 第2話

[772]  かわちゃん  2008-04-21投稿
グラウンドには三人しかいなかった。
県大会の上位に行ったチームでは考えられない光景だった。

『すいません。なんで三人なんですか?』

『ちょっといろいろあってな。サッカー部に入りたいの?』

『はい!栗沢さんに憧れて。一緒にサッカーしたいと思って。
相沢陸っていいます』
『俺は2年の神藤司(しんどうつかさ)
お前も栗沢、目当てか。あいつはいないよ。』

そのあと神藤から説明された。

栗沢の加入で強くなってからチームのみんなは徐々に練習をしなくなりこの状態になったらしい。
昔から栗沢は練習嫌いというのは有名だった。

『みんな、栗沢栗沢って言うけど、神藤だって栗沢ぐらいの実力あるからな。栗沢にパスだしてたのこいつだし。
俺は庄司。よろしく。こっちは天池。』

聞いた事がある。
栗沢が目立っていたが、そこにパスを出し続け、チームをコントロールしてた人がいるって。

『もうすぐインターハイの予選も近いし、そろそろでてくるだろ。』

その時、
『お前らサッカー部か?新しい顧問にあった轟(とどろき)だ』

このサッカー部にはちゃんとした顧問もいなかった事がこうなった原因の一つかもしれない。

この轟の登場がチームの未来を変えることになる…

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